コラム

国際協力の仕事に就きたい人が大学時代にやっておくべき3つのこと

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こんにちは、板垣暁歩(@gakisan2)です。

突然ですが、これまでの人生に後悔はありますか?

こういう話になると、

「学生時代にあれをやっておけばよかったなー」

と考える人が多いのではないでしょうか?

とくに大学時代って4年間もあって、何にも縛られず自由に行動できた時間ってすごく貴重だったなと思います。

でも逆に、

「あの時これをしたから今がある」

というものもあるのではないでしょうか?

私は今、国際協力の仕事のまだほんの入り口に立っているだけですが、それでも振り返って見ると学生時代の経験が今に生きているものもあれば、後悔もあります。

今回はそんな私が考える「国際協力の仕事に就きたい人が学生時代にやっておくべきこと」についてお話ししたいと思います。

とくに国際協力の仕事に就きたい人は何かの参考になれば嬉しいです。

1つのことを続ける

まず学生時代にやって良かったことを紹介します。

それは「1つのことをやり続け、習慣にすること」です。

なぜなら習慣として継続したことは、必ず自分の知識や経験、スキルとなって身につき、いつか自分の身を助けるからです。

1万時間の法則というものをご存知でしょうか?

これはイギリスのマルコム・グラッドウェルという元新聞記者の方の著書「天才!成功する人々の法則」によって広まった法則です。

成功する人は皆、1万時間の下積みをしている。どんなことでも1万時間やればその分野の「達人」になれるというものです。

1万時間というと莫大な時間です。1日3時間で10年かかります。

でも1日7時間やれば4年で達成できます。これって大学生にとっては決して無理な時間ではないですよね?

私の話をすると、大学4年間で唯一続けられたものが塾講師のアルバイトでした。

全国展開している一斉授業タイプの某塾で、学生講師が中心の塾でしたが、休みの日も集まって模擬授業したり教材研究するような割とガチの雰囲気でした。

私にとってはサークルのような感覚でしたし、生徒に直接教えることは楽しいと感じていました。将来教員になリたいから丁度良いじゃんとも思ってましたしね。

しかしこの4年間の塾講師の経験はのちに自分の人生のベースになっていきます。

その後協力隊に参加した私の活動では、教員経験がないにも関わらず、現地の教員に対して自信を持って助言することができましたし、

教員になってからも他の新任の教師よりは授業に負担を感じずに済み、その分生徒に向き合うことができたと思っています。

そして教育の専門家としてのスタートを切った今、そしてこれからにも繋がる原体験です。

もちろん、この1万時間と言う時間はあくまで目安であり、個人差はあると思います。

私の塾講師のアルバイトだって、働いた時間を合計しても1万時間にはおそらく達していませんが、授業を計画したり、子どものこと考えたりする時間を含めてもギリギリかなという感じです。

重要なことは、一つのこと(できれば楽しいと思えること)を続け、習慣にすることです。

それが今は将来につながるなんて思えないようなものでもいいんです。

続けたことであなたに何かが必ず残り、それがあなたの人生の一つの軸になります。

そしてそれは時間も吸収力もある学生時代にこそ実行すべきです。

結論①  楽しいと思えることを4年間続け、自分の軸となるような考え方を身につける。

1万時間の法則について書かれたマルコムの書籍に興味がある方はこちらからどうぞ。

大学の外に目を向け、マイノリティになる

次に学生時代にやっておけばよかった、と後悔していることを紹介します。

それは、「自分から遠い人とつながり、マイノリティになること」です。

なぜなら、自分とは異なる価値観を知ることができ、自分を客観的に見ることにつながるからです。

私の学生時代は、基本的に大学の友人、バイトくらいのコミュニティにしか所属していませんでした。

とくに大学1年生の頃は1人でいることが恥ずかしくて不安でしたし、どこかのグループに所属していることで帰属感や安心感を得ていました。

でもそれによって思考停止になっていたり、相手に気に入られようと発言・行動するようになり、自分とはこういう人だ、というものがなかったように思います。

もちろん学生時代のつながりはとても大切ですし、それが自分の本音を打ち明けられるような人との出会いならば尚更です。

たしかに自分の考えを理解してくれる人と一緒にいるのは居心地がいいですし、安心できますよね。

ただ今になって思うと、もっと外の世界に目を向け、様々なバックグラウンドの人たちの話を聞く機会を持っておけばよかったと後悔しています。

なぜなら自分の今の考えやこれまでの人生に刺激や影響を与えてくれた人は、決して自分のウチにいる人ではなく、自分のソトにいて客観的に見てくれる人だったからです。

また、一つのコミュニティに依存することはマイノリティになる経験ができないことにもつながります。

私は青年海外協力隊でサモアに行って、村1人の日本人になったことでようやくマイノリティになることができました。

なぜマイノリティになる必要があるかというと、マイノリティになることで、相手や周りよりも自分を見るようになるからです。

変えることができない相手にばかり目を向けるのをやめ、自分はこういう人間なんだこう生きるんだと思えることで、周りを過剰に意識せず自分の生きたいように生きるための自信になります。

そして特に将来国際協力に携わりたい人は、自分がマイノリティになった経験があるからこそ、マイノリティ(社会的弱者)の人たちの気持ちを考えることができるようになります。

結論② 自分から遠い人とつながることで多様な価値観に触れ、マイノリティとして自分らしく生きるための一歩を踏み出す。

情報収集+見極め+活用

最後は「情報を収集する方法を知り、正しい情報を見分け、それを活かす力を磨くこと」です。

現在は情報があふれている時代です。ですが、本当に正確な情報というものは限られています。

しかし油断すると自分の都合の良い情報ばかりを選びがちになってしまいます。

大切なのは、情報収集することではなく、大量の情報から本物を見分け、それを自分でどう活用するかです。

現在は多くの情報リソースがあり、その中から取捨選択する必要があります。

しかし、正しい情報を完璧に見分ける方法は昔も今も変わらないと思っています。

それは実際に自分の目で見ること、自分の足で直接会いに行くことです。

ウェブで何でも手に入れられる時代になっても、最後は自分でジャッジしなければ、それは他人に自分の決定を委ねることになります。

国際協力でもそれは同じで、どんなにインターネット上で開発途上国の情報が溢れていても、本当に大事な気づきは直接行って見てみなければ気づけません。

そしてその生の情報をどう自分の行動に活かすか。

私がサモアで協力隊をしていたのは8年前でした。

昨年7年ぶりにサモアを訪れましたが、その8年の間に色々と情報収集も続けていました。

しかし、自分が見たサモアは、予想していたものとは大きく違っていました。

今サモアで始めようとしているプロジェクトはそういう発見からも影響を受けています。

直接体験するということは、自分の固定観念をアップデートすることにもつながるのです。

結論③ 情報収集だけでなく、直接行動することで見極め、そこから自分が何ができるかを考える

さいごに

今回は、大学時代にやっておくべき3つのことを紹介しました。

かなり主観的な内容ですし、皆さんの期待するものではなかったかもしれません。

「語学力も重要だ」、「国際関係学は必要?」、「具体的に何を勉強すればいいの?」

こんな声が聞こえてきそうですが、私が最後に伝えたいのは、知識や技術、スキルは後からでも十分身につけられる、ということです。

私が仕事に使える語学力を身につけたのは30歳を超えてから入った大学院での2年間です。

統計学や国際協力についてのアカデミックな知識もそうです。

こういったものは必要と感じた時に学んでも遅くありません。

そもそも将来役に立つ知識なんて誰にもわかりません。

そして「将来のために」と思って得た知識は、結局それを活かすための進路決定をするようになり、自分の進路の可能性を狭めることになります。

自分が将来使うかも分からない実用的な勉強するよりも、

自分を突き動かす原体験やポリシーを作るための4年間にして欲しいと心から思っています。

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板垣 暁歩

国際協力NGOルマナイサモア所属
サモアを愛する国際協力師
2020年7月よりサモアで算数・数学教育の新たなプロジェクトをスタート予定。「教育で人と世界をつなぐ」をモットーにサモアと日本の学校をつなぐプロジェクト進行中。ライターとして教育・国際協力の記事も執筆。

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