国際協力

今すぐ簡単にできる国際協力とは?高校生・大学生でも始められる5つの方法

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この記事ではこんな悩みを解決します。

  • 国際協力に関心があるけど何から始めたらいいか分からない
  • 国際協力を仕事にするほどではないけど、開発途上国のために何かしたい
  • 自分に合った国際協力への関わり方が知りたい

国際協力って、「すごい使命感を持ってる一部の人がやってること」ってイメージがありませんか?

しかし、あなたが国際協力をしたいと思えば、今すぐにでも簡単に国際協力を始められます。

そもそも「国際協力」って言葉自体が堅苦しくて、難しそうな印象を与えますよね。

でも「普段の生活にちょっと変化を加えるだけ」で誰かを笑顔にできるならハードルは下がりませんか?

今回は「今すぐ簡単にできる国際協力の方法」ということで、以下の5つを紹介します。

方法 1 SNSやブログ、書籍などで情報を得て、発信する
方法 2 フェアトレード商品の購入などエシカルな消費行動をする
方法 3 近所のイベントやボランティアに参加する
方法 4 国際協力団体などの活動に継続的に参加する
方法 5 寄付をする 

この中から自分に合った国際協力を見つけ、始めてみませんか?

以下で詳しく解説していきます。

【方法1】リラックスタイムを国際協力に

国際協力の方法と聞くと「募金」や「寄付金」という方法が思い浮かびますが、お金が必要ない方法もあります。

まず紹介する方法は、「時間の寄付」です。

あなたが国際協力や開発途上国について「知るための時間」、そしてそれを「誰かに伝える時間」も立派な国際協力の一つです。

SNSやブログなどインターネットで知る

あなたは普段SNSやYoutube、ブログを一日にどのくらい見ていますか?

1分でも見ている時間があれば、その時間を国際協力の時間にしませんか?

方法は簡単です。

SNSやYoutubeであれば、国際協力や開発途上国について発信しているアカウントをフォローするだけで、いつでも国際協力の情報を目にすることが出来ます。

国際協力について発信しているブログも簡単に検索して見つかるはずです。

ちなみに、今あなたがこのブログを見てくれている時間だって国際協力ですよ!

情報を発信する

もし関心がある投稿が見つかったら、ぜひそれを誰かに発信してください。

自分で投稿したり、「シェア」や「リツイート」だけでも構いません。

何なら族や友達と雑談しているときに、「〇〇って△△らしいよ」と何気なく話すだけでもOKです。

つまり、あなたが発信することで、あなただけではな他の人にも情報が広がっていくことになります。

たとえ10人中1人、100人中1人でも、「知る」ことで「行動」が変われば、誰かが笑顔になれるかも知れません。

【方法2】普段の買い物を国際協力に

次に、紹介するのが普段の消費行動を国際協力にする方法です。

いつもの買い物でも、どの商品を買うか、どういう買い方をするかによって、国際協力に変えることが出来ます。

最近では「エシカル消費」という言葉も聞かれるようになりました。

ちなみに「エシカル=倫理的な」という意味。「法律で決まってるわけではないけど、こうした方が公平で正しいとみんなが思っていること」を指します。

つまり、エシカル消費は「人や社会、地球環境などを考慮して作られた商品を購入すること」という意味になります。

ただ安くてお得だからという理由だけで購入せず、自分だけではなく他人も幸せにするエシカル消費を始めてみませんか?

このエシカル消費の例をいくつか紹介します。

フェアトレード製品の購入

フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で購入し、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す仕組みのことです。

世の中には安価に設定された開発途上国の労働力や原料を使って作られた製品が出回っています。

それを購入することは、開発途上国の方々の生活を苦しめ続ける事にもつながりかねません。

コーヒーやチョコレートなど、普段購入するものにフェアトレード製品という選択肢があれば、それを選ぶだけで笑顔になれる人たちがいます

レジ袋や過剰包装の製品を買わない

2020年の7月から日本もようやく全国でプラスチックレジ袋の有料化が始まります。

これを機に、プラスチック製ではないエコバッグの利用を始めませんか?

ゴミ問題は地球的な課題として深刻な環境問題の一つとして取り上げられています。

プラスチックゴミが細かい粒子になって海の生態系を破壊したり、それを焼却する際に出るCO2により気候変動に影響を及ぼしたりすることが報告されています。

そして、その影響を真っ先に受けるのは、開発途上国に住む一般市民のような立場の弱い人たちです。

過剰包装も同様で、なるべくゴミを増やさないような消費を心がけることは、立派な国際協力と言えます。

SDGsやCSRを意識した企業の製品を購入する

近年、企業に対してもSDGs(持続可能な開発目標)やCSR(企業の社会的責任)を意識した取り組みが求められています。

私たち消費者がSDGsやCSRの取り組みに力を入れている企業から購入することは、その企業の取り組みを後押しすることにもつながるため、間接的に国際協力に携わることが出来ます。

自分が普段から良く購入している製品の企業のHPを見て、そのような取り組みをしているか確認してみるのもいいかもしれませんね。

消費者の意識が変われば、企業も意識を変えざるを得ません。

わたしたちの行動が社会を動かす力になり得るのです。

【方法3】休日を国際協力に

ここからは私たちの生活に「+αの行動をする」ことで国際協力ができる方法を紹介します。

国際協力イベントへの参加

日本にはたくさんのの国際協力NGOやNPO、一般社団法人などの団体があります。

その多くが、様々な国際協力イベントを行っています。

国際協力イベントに参加すること自体が、その団体の活動を支援することになり、さらに知識や関心も深めることが出来ます。

また、国際協力に関心のある人たちとのつながりを作ることもできる点もメリットの一つと言えるでしょう。

国際協力イベントやセミナーの情報が検索できるサイト

・JICAの国際キャリア総合情報サイト「PARTNER」

研修・セミナー情報を探す | PARTNER 国際キャリア総合情報サイト

・国際協力NGO「JANIC」のサイト

イベント | 国際協力NGOセンター JANIC

【方法4】国際協力団体の一員として

次に紹介するのは、国際協力を行っているNGOやNPO団体の「職員としてではなく」ボランティア、サポーターとして参加する方法を紹介します。

この方法であれば、普段は授業がある学生や、会社に勤めている社会人の方々でも、夜間や週末の時間を使って、お手伝いやボランティアとして参加できます

継続ボランティアへの参加

国際協力の団体の中には継続ボランティアを募集している団体が数多くあります。

自分の可能な範囲で、その団体が定期的に行っている活動をボランティアとしてサポートする仕組みです。

学生の方の場合、大学などで学生団体やサークルとして国際協力をしている団体があったりするので、そちらも探してみてください。

プロボノ

プロボノとは、ラテン語で「公共善のために」を意味する 「pro bono publice」 の略で、自分の専門知識や経験を生かして社会貢献する活動を指します。

例えば、普段はIT関係の仕事をしている人がWebページの作成・管理を手伝ったり、会社で経理を担当をしている人が会計業務をサポートしたりします。

プロボノについてもっと知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

【方法5】寄付金による国際協力

最後の方法は、「寄付金」です。

こちらは定番ですが、一番ハードルが高く感じる人も多いのではないでしょうか。

ただ最近は寄付の形も多様化しており、自分のスタイルに合った寄付を選べるようになっています。

以下でいくつか紹介していきます。

クラウドファンディング

近年、急速に伸びている寄付の形が「クラウドファンディング」です。

一番のメリットは、寄付したお金が何に使われているかが明確に分かる「プロジェクト型」の寄付が可能な点です。

1つのプロジェクトを実施するために必要な資金が予め明確に設定してあり、寄付によって相手の力になれた実感が得られる点も魅力ですね

私の友人には、自分の興味・関心に近いプロジェクトを探して寄付している方や、寄付のリターン(返礼品など)で選ぶ方もいますよ。

マンスリーサポート

こちらは、特定の団体に毎月一定金額の寄付を行う制度です。

ほとんどの場合、クレジットカードや銀行口座から自動的に引き落としが可能です。

各団体によって仕組みは違いますが、お気に入りの団体や応援したい団体がある場合は、こちらもおすすめです。

緊急・復興活動支援

特定の国や地域で起こった災害や紛争などに対して支援金を寄付する方法です。

その国や地域名、または災害名で検索することで、その支援を行っている団体、またはその振込先を調べることが出来ます。

さいごに

今回は、いますぐ簡単にできる国際協力の方法を5つ紹介しました。

あなたが今からできそうな国際協力は見つかりましたか?

私はいま国際協力を仕事にしていますが、私1人ができることなんてちっぽけなモノです。

それよりも、こういった記事を通して少しだけでも意識が変わり、普段の行動が変わった方が10人いる方がよっぽど価値のあることだと思います。

今苦しんでいる人たちを、明日笑顔にすることができるのはあなたです。

 

 

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さもあき

国際協力NGOルマナイサモア所属
サモアを愛する国際協力師
2020年7月よりサモアで算数・数学教育の新たなプロジェクトをスタート予定。「教育で人と世界をつなぐ」をモットーにサモアと日本の学校をつなぐプロジェクト進行中。ライターとして教育・国際協力の記事も執筆。

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