この記事では、次のような悩み・疑問を解決します。
- サモアってどうやって行くか知らない。ビザとかいるの？
- サモアって予防接種とか必要？
- 海外旅行の経験が少ないんだけど、保険とかどうすればいい？
海外旅行って、慣れていないと不安なことがたくさんありますよね？
とくに初めて行く国に旅行する時、わたしが旅行前に不安に感じるのが次の3つ。
- 現地までの移動
- 病気や事故・犯罪
- お金（両替）
この3つについては出発前に十分に情報を確認し、準備しておく必要があります。
とくにサモアのようなマイナーな国ってなかなか正しい情報を得ることが難しいですよね。
そこでこの記事では、サモアに精通する筆者が、皆さんに安心してサモアに来てもらえるように次の情報を提供します。
- サモアのビザと航空券について
- サモアでの緊急時に備えて準備すべきこと
- サモアでの支払いは現金かカードか
サモアの治安について知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
サモアへ渡航するまで
とにかく無事に着けるかが心配という方に確認しておいて欲しいのが、ビザと渡航経路についてです。
サモアのビザについて
サモアへの旅行はビザを取得する必要はありません。
ただし、2カ月以上滞在する場合は、現地での延長手続きが必要です。
申請には200タラ（約8000円）必要です。（2020年6月現在）
サモアへの渡航経路
サモアへの直行便はありません。（2020年6月現在）
サモアにはどこかでトランジット（乗り換え）する必要があり、その代表がニュージーランド経由、フィジー経由、ハワイ経由の3つです。
それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
ニュージーランド（オークランド）経由
ニュージーランド航空（Air New Zealand）の便を利用してサモアに行く方法です。
東京（大阪）→オークランド（NZ）→サモアの乗り換え1回でサモアまで行けます。
ニュージーランド経由のメリットは、安心感です。
日本人のCAも同乗していることが多く、サービスも行き届いており、安心して機内で過ごすことができます。
オークランドでの乗り換えも難しくないため、一番王道でおすすめです。
デメリットとしては、代金はやや高めです。
参考までに2020年9月の最安値が往復で￥176,820（2020年6月22日現在）
ニュージーランド航空のサイトはこちらから（←クリック）
フィジー経由
つづいてフィジー航空（Fiji Airways）を利用する方法です。
こちらも東京→ナンディ（フィジー）→サモアの1ストップで到着です。
フィジー経由のメリットは、安さと早さです。
NZ経由よりも早く安く到着することができ、移動の時間を抑えて、滞在時間を延ばすことができます。
一方でデメリットは、毎日運航していないため便数が少なく、東京（成田）からしか出発できません。
地方の方は国内移動費がかかるためちょっと不便ですね。
ちなみに2020年9月の最安値は￥104,870（2020年6月22日現在）
フィジー航空のサイトはこちらから（←クリック）
ハワイ経由
最後にハワイ経由です。
正直、これは試したことが無いのですが、日本→ハワイ→アメリカンサモア→サモアという2回トランジットがあります。
メリットは、ハワイやアメリカンサモアなど、いろんな国が楽しめること！（何か適当なメリットでごめんなさい。。）とくにアメリカンサモアとか超レアですよ！
デメリットは、やはり乗り換えですね。とくにハワイ→アメリカンサモアは結構強敵ですね。あと、アメリカ入国なのでESTAの申請が必要になります！
緊急時に備えて
次に、旅行中の病気や事故、犯罪に巻き込まれるなどの緊急時に備えて準備すべきものについて紹介します。
予防接種
まずワクチンなどの予防接種についてですが、基本的に日本からサモアに行く際は、何か証明書などが必要なわけではありません。
したがって、予防接種は義務ではありませんが、厚生労働省によると、
A型肝炎、B型肝炎、破傷風
厚生労働省検疫局HPより
の予防接種をおすすめしています。
この3つはどの国に旅行する場合も比較的推奨される3つですので、今後も数年以内に海外旅行に行く可能性があるような人はとくに受けておいたほうがいいでしょう。
また、予防接種ではありませんが、サモアのような熱帯の国ではデング熱と言って蚊を媒介してかかる病気なので、滞在中の蚊よけ対策は万全にしましょう。
旅行先の感染症情報については、厚生労働省検疫所のページで確認できます。海外旅行が好きな方は今すぐブックマークに登録しましょう。
厚生労働省検疫局のページはこちらです。（←クリック）
海外旅行保険
続いて、海外旅行保険への加入です。
海外で病気や事故・犯罪に巻き込まれた際に、保険に入っていないと高額な医療費を請求されてしまうという話はよく聞く話です。
何かあってからでは困るので、ぜひ加入をおすすめします。
ただ、一つ渡航前に確認しておいてほしいのは、すでにあなたが持っているクレジットカードや日本で加入している健康保険や生命保険に、海外旅行時の補償も含まれている場合があります。
とくにクレジットカードは、会社によって補償内容は違いますが、含まれていることが多いです。もし、その内容で十分と感じるのであれば、とくに改めて海外旅行保険に入る必要はないかと思います。
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たびレジの登録
最後に、外務省が海外渡航前に登録を強く勧めている「たびレジ」をご存知でしょうか？
たびレジに登録した方がいい理由は2つあります。
1つは、旅行前、旅行中も渡航先の安全情報をメールで受け取れるから。
もう1つは、あなたが滞在しているという情報が現地の大使館や領事館などに伝わり、緊急時に素早く支援してもらえからです。
これについては、しない理由がないくらいマストです。登録も簡単ですのでお忘れなく！
遅くとも出発の1週間前には登録しておき、事前に情報をつかむようにしましょう。
たびレジも今すぐブックマークに登録しておきましょう！
「たびレジ」のページはこちらからどうぞ（←クリック）
お金について
最後にお金についてです。海外旅行に行くと、カードを使えるのかとか、現金を換金するのはどこがいいのかなど、色々と考えることが多いですよね。
サモアの場合は、カードで支払える場所は首都にあるホテル、レストランくらいですので、観光地や地方に旅行する予定がある方は現金とカード両方準備した方が無難です。
現金について
サモアにはタラという独自の通貨があり、サモアでしか換金することが出来ません。
そのため、現地に行ってから両替をする必要があります。
両替できる場所は、空港内、または首都アピア市内にある銀行だけです。
空港からの移動はバスかタクシーのため、空港に着いたらすぐに両替をすることをおすすめします。
金額は最低でも1万円分くらいは両替が必要かと思います。その際、大きな紙幣ばかりにならないよう換金所の人にお願いするのを忘れないでください。
サモアのタクシーやバスは、高額な紙幣で支払ってもお釣りを準備していないことが多いです。日本ではありえませんが、お釣り無いから返せないって普通に言ってきます。。
ちなみに両替についてですが、サモア国内で日本円から直接両替することは可能です。
したがって、日本円のまま持っていくという手もあります。
ただ、換金できる額が限られている場合があるため高額過ぎると断られる場合があります。ニュージーランドドル、またはアメリカドルに換金して持ち込むのがベターですね。
換金場所については、正直どこでも大差ないと思います。私はいつも日本の空港で換金してますが、街中の方が換金率はやや良いようですね。
クレジットカード
上でも述べたように、クレジットカードを使えるのは、ホテルとレストランくらいだと思っておいてください。
ただし、それでもクレジットカードを持っていくことをおすすめします。
なぜなら、あまり現金を大量に持ち歩くのが怖いというのもありますし、
サモアの場合、クレジットカードで支払う場合の手数料は高くないからです。
レートもそこまで悪くないですし、私の場合は現金の両替も、サモアのATMから海外キャッシングで引き落としています。
またスキミングなどの被害も、多発しているとの情報は聞きません。（それでも用心はしましょうね！）
また、クレジットカードには海外旅行保険が付帯されているものが多いので、クレジットカードを持っていない人はぜひ作っておきましょう。
以下で、海外旅行保険が含まれているクレジットカードを紹介します。クレジットカードの審査には時間がかかるため早めに準備しておきましょう！
- エポスカード
- 楽天カード
なお、クレジットカードに含まれている海外旅行保険に「利用付帯」という条件がある場合があるので注意してください。
例えば私の持っている楽天カードの場合、出発前の航空券や空港までの移動費などを事前にカードで支払っていることを条件に、海外旅行保険が発動します。
これについてはお持ちのカードで条件が異なるため、よく確認することをおすすめします。
デビットカード
デビットカードは日本ではあまり普及していませんが、海外ではよくつかわれているカードです。
使い方はクレジットカードとほぼ一緒ですが、唯一違うのは、引き落としされる口座に入っている現金以上の支払いはできないという点です。
またクレジットカードの場合、ついつい旅行で使いすぎて次の月に大変な請求に苦しむことがありますが、デビットカードの場合それはありません。
カードで支払った瞬間、すぐに口座から引き落とされる仕組みになっています。
そしてもちろんATMからのキャッシングもできます。
海外旅行をする人の中では、このデビットカードを持っていく人も増えているようですよ。
トラベラーズチェック
最近では使う人が減りましたが、トラベラーズチェックはいわば小切手のようなものです。
事前にトラベラーズチェックを日本で購入し、現地の銀行でその小切手と引き換えに現金を交換します。
換金の際は本人のサインとパスポートがなければ使用できないため、仮にトラベラーズチェックが盗まれても本人以外使用することができないため安全です。
ただし、手数料が高いというのと、換金の際にパスポートなどの本人確認が必要なため、現在は化石のような存在になっているとの話も。
さいごに
いかがだったでしょうか？
今回はサモアに旅行する前に確認すべきことを3つ紹介しました。
サモアに限らず、どこに海外旅行に行く際もこの3つは確認する必要があります。
せっかくの海外旅行なので、現地に行ったら何の心配もせず楽しみたいですよね！
そして、サモアは比較的治安が良く、安全な国です。
だからこそしっかりと準備をし、心置きなくサモアを満喫してください！