この記事ではこんな悩みを解決します。
- 国際協力の仕事に就職・転職したいけど、探し方が分からない
- 国際協力の仕事に就くための応募資格や条件を知りたい
- 将来、国際協力の仕事に就きたいと思っていて、どういった仕事があるか知りたい
国際協力の仕事って、求人情報やしごとの内容、応募資格など、詳しい情報が見えにくいですよね。
普通の求人サイトで検索してもあまり出てきませんし、周りに国際協力の仕事をしている人がいなければ、なかなか情報を得るのが難しい業界だと思います。
私が高校の教員から国際協力の世界への転職を決意したときも、国際協力の仕事を調べるのには苦労しました。
今回は、私が転職活動をしているときに実行した国際協力の求人情報を手に入れる方法を3つ紹介します。
また、求人情報をチェックすることは、今すぐに就職・転職しない人にもメリットがたくさんあります!
このあたりについても解説していきますので、どうか最後までご覧ください!
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求人サイトの活用
まずは王道の求人サイトでの情報収集から始めるのがいいでしょう。
ただし、普通の一般向けの求人サイトだとなかなか国際協力の仕事の情報は載っていません。
したがって、専門のサイトで情報収集する必要があります。以下で目的別・ジャンル別に求人サイトを紹介していきます。
求人探しの始めの一歩は「PARTNER」で
JICAが運営する国際キャリアの総合情報サイト「PARTNER」です。
JICA、開発コンサルタント、NGO、大学、研究所など、国際協力に関するあらゆる求人の情報が手に入るだけでなく、
研修やセミナー、インターンなどキャリアにつながる情報も検索することが出来ます。
さらに、個人登録をすると、自分の気になるジャンルの求人情報をメールマガジンで受け取れるだけでなく、求人に応募するための履歴書も作成可能です。
協力隊から帰国した方向けには進路についての特別な情報も配信しており、ぜひ登録をおすすめします。
>>PARTNERのページはこちらからどうぞ。
国際機関の求人情報なら「外務省 国際機関人事センター」
国際機関の仕事に興味がある方は、外務省が運営する「国際機関人事センター」のページがおすすめです。
各機関の現在募集している空席公示や、JPO制度、YPPの最新情報も得ることが出来ます。
また、国際機関で働くことについての基本的な情報もばっちり見ることが出来ます。
>>外務省国際機関人事センターのページはこちらからどうぞ
国際協力NGO・NPOの求人を探すなら「JANIC」
NGOやNPOの活動に興味がある方は、NGO「JANIC」のホームページがおすすめです。
日本の国際協力NGOを正会員とする、ネットワークNGOで1987年に設立されました。
国際協力NGOの現状や仕事について、そしてイベントやセミナー、もちろん求人情報も閲覧できます。
>>JANICのページはこちらからどうぞ
キャリアイベントへの参加
求人サイトで情報を集めた後は、「やっぱり直接話も聞いてみたい!」という方には、就活イベントへの参加をオススメします。
様々な団体が独自でキャリアイベントを実施していますが、この記事では一番有名な国際協力フェアについて解説します。
国際協力キャリアフェア
国際協力キャリアフェアは、国際開発ジャーナル社が主催する日本最大級の国際キャリアイベントです。
国際協力・開発業界での就職・転職を考えている学生・社会人を対象にしたイベントで、
JICA、開発コンサルティング企業、大学・大学院、 NGO 等 25 団体が出展する各ブースでは、採用担当者や第一線で活躍される実務者の方と”1対1”で話す機会があります。
また、キャリアアップセミナーの実施やプロのキャリアコンサルタントの方による希望進路別相談コーナーもあり、自分のキャリアを具体化する絶好の機会となります。
2023年は11月に対面とオンラインのハイブリッドで開催されました。
詳しい情報は、国際開発ジャーナル社のHP(<<クリックで開きます)、またはPARTNERで配信される予定です。
情報を得るためのネットワークの構築
最後に紹介するのが、実際に国際協力関係者の方とつながり、直接情報を得る、または紹介してもらう方法です。
この方法は情報を得られる可能性は低いですが、もし情報を得ることができれば採用の可能性が一番高い方法です。
ただ「そんな人は周りにいないよ!」という方も多いかと思います。
そんな方でも出来る方法を3つ紹介します。
ボランティアやインターンへの参加
NGOやNPOの行っている単発のイベントのボランティアや短期間のインターン、または学生の方であればアルバイトなどを通して、国際協力の仕事をしている方々との人脈を広げる方法があります。
ボランティアやインターン等の情報を得ることができるサイトを2つ紹介します。
ぼらぷら
「やっぱり行くなら海外で!」という方には、日本最大級の海外ボランティア派遣NGO「ぼらぷら」のページから、様々なプログラムを検索することが出来ます。
>>ぼらぷらのページはこちらからどうぞ
activo
まずは日本で参加したい方には、NPO・社会的企業のボランティアやアルバイトを募集している「activo」のページから検索することが出来ます。
>>activoのページはこちらからどうぞ
SNSの活用
今すぐにできる方法が、国際協力の仕事に携わっている方のSNSをフォローすることです。
国際協力の仕事をされてる方は、同業者をフォローしている場合が多く、イベントやセミナーなど様々な情報を手に入れることができるかもしれません。
個人的には、面識がなくてもコメントやリツイートなどでアプローチが可能なtwitterがおすすめです。
ただし、いきなりDMで質問攻めをするなどの失礼な行動をとらないよう気をつけましょう。
名刺交換からのメール
一番古典的ではありますが、自分の名刺を用意しておき、イベントやセミナーなどで講師や職員の方と交換する方法があります。
まずはイベント等のお礼のメールから始め、自分のキャリアについての相談や助言を失礼のないようにお願いすれば、様々な関係者と繋げていただける可能性が高いです。
ぜひ自分の名刺を作って、いつでも渡せるよう携帯しておきましょう。
いま就職・転職を考えていない人こそ情報収集を
冒頭でも言いましたが、国際協力の仕事に興味・関心がある方は、たとえいま就職活動中ではなくとも求人情報をチェックするべきだと思います。
その理由として、求人情報を見ることで次のようなメリットがあるからです。
- さまざまな国際協力の仕事を知ることができる
- 応募資格や待遇などの具体的な情報が得ることができる
- 逆算して自分のキャリア設計ができる
- いま何をすべきかが明確になる
とくに、最後の「今何をすべきかが明確になる」ことは、これから中・長期的にキャリア設計をしていく高校生や大学1~2年生の方々にとって大切なことです。
様々な方法で情報を得ることができるいまの時代だからこそ、今すぐに「情報収集」という行動に移し、自分のやりたいことが見つかったときにすぐに実行できるための準備をしてみてはいかがでしょうか?
さいごに
今回は、国際協力の求人情報を手に入れる方法について、「求人サイトでの検索」、「イベントの参加」、「ネットワークの構築」の3つを紹介しました。
情報があふれる現代だからこそ、自分に有益な情報を選択肢、手に入れる方法を身につけなければなりません。
これらの情報を通して、あなたが一番やりたいことが見つかり、それに向かって進んでいけることを心から願っています!