サモア

【人口たったの20万人】サモアがこんなにラグビーが強い3つの秘密

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この記事では、次のような悩み・疑問を解決します。

  • サモアがラグビーが強いのはどうして?
  • サモア人の体が大きくて強い理由は?
  • サモアのラグビー以外で人気のスポーツは何?

2019年、日本はまさにラグビーW杯が大盛り上がりした年でしたね!

みなさんは、日本と同じグループにサモアがいたことを覚えていますか?

2019年は「サモア」というワードがメディアでも踊り、サモアの知名度が飛躍的に上がった1年だったので、個人的に本当にうれしかった一年でした!

そして、サモアはよくラグビー強豪国の一つとして数えられることがあるのですが、実は人口がたったの20万人弱。

しかも、国土は東京都の面積より少し大きいくらい(東京都の1.3倍)

そんな小さな国サモアがどうしてラグビーの強豪国になれたのでしょうか?

その理由は以下の3つが考えられます。

  1. 人類最強民族のDNA
  2. 幼いころからの英才教育システム
  3. 主食は毎日プロテイン

サモアで2年以上生活した筆者が、詳しく説明していきます!

そもそもサモアってどこ?

「そもそもサモアってどこ?」からのサモア初心者のために簡単にサモア情報をまとめます。

  • サモアは、オーストラリアから東に5000㎞、もしくはハワイから南に4000㎞くらい離れたところにある小さな島国
  • 人口は約20万人
  • 首都はアピア
  • 公用語は英語とサモア語
  • 人口の9割以上がキリスト教徒
  • 世界で一番最初に1日が始まる国

サモアについてもっと知りたい方はこちらの記事もあわせてどうぞ!

【6月1日はサモア独立記念日】これを見ればサモアがわかる4つの特徴

人類最強民族、その名はポリネシア人

サモアはポリネシアという地域に属している国です。

サモアの他にも、ハワイやニュージーランドもみなポリネシアに含まれ、みなポリネシア人という同じ民族でした。

しかもこのポリネシア人、歴史をたどると祖先は私たちと同じモンゴロイドなんです!

紀元前2500年ほど前に、台湾のあたりに住んでいた一部のモンゴロイドがその地域を離れ、船で遠く太平洋の島々で流れ着いた一部がサモアにも住みついたようです。

このあたりの詳しい解説はこちらの記事で書いています。よろしければどうぞ。

【日本人と祖先が同じ!?】サモア人のルーツを徹底解剖!

このポリネシア人という民族は、人類最強の民族と言われることがあります。

なぜなら、この写真を見れば分かるように、とにかく体がでかい!

しかもただ太ってるだけでなく、筋肉も骨もごっつごつなんです!

そして運動神経も抜群!まさに動けるデ…〇△◇×

この最強の肉体、どうやらDNAが関係しているらしいのです。

一説によると、彼らの祖先が過酷な旅をしてサモアの地までたどり着き、その中で生き残った強い祖先の血だけが今のポリネシア人に受け継がれているとか。

また、彼らの祖先は現在の場所にたどり着くまでに、フィリピンやパプアニューギニアなど様々な場所にも定住していた時代がありました。

その過程で、様々な民族の血と混ざりあったことで、最強の肉体をもった民族になっていったという説もあります。

つまり、この鋼の肉体が、フィジカルが生命線のラグビーというスポーツにマッチし、ラグビー強豪国につながったようです。

その証拠に、ニュージーランドやトンガなど、ポリネシア地域には他にもラグビー強豪国がわんさかありますよね。

ラグビーボールは友達!村ぐるみの育成システム!

サモアの人々にとってラグビーは日常です。

夕方、5時過ぎ。日も傾きかけてきたころ、村の男という男はみな学校のグラウンドに集結してきます。

子どもから大人まで、手にはボロボロのラグビーシューズ。

サモアの一日は毎日ラグビーで終わるのです。

子どもたちは小さなころから親父や兄弟のラグビーする姿を見続け、いつしかボールを触り始め、気づいたころには試合に参加するようになる。

この全員強制ラグビー育成システムがサモアのすべての村に存在します。

なぜこんなにサモアではラグビーが盛んなのでしょうか?

色々と理由はありますが、その一つに家族のためという理由もあります。

サモアは小さな島国で大きな産業もありません。

安定した暮らしをするためには、家族の一人がニュージーランドやオーストラリアなどの先進国に出稼ぎに行き、送金しなければなりません。

しかし、先進国で稼ぐにも勉強ができないし、英語もあまり得意でないというサモア人も大勢います。

そんな彼らが考えることは、先進国でラグビーのプロ選手になり、お金を稼ぐこと。

こんな夢を描いてラグビーをしている子どもたちがいるのかもしれません。

運動後30分以内に毎日摂取!高タンパクのスーパーフード「タロイモ」!

「生まれもったスーパーな肉体」「村のジュニア育成システム」

これだけでもラグビーが強くなりそうな条件を兼ね備えていますが、あと一つの理由は食事です。

サモア人になぜラグビーが強いか聞くと多くのサモア人が答えること、それが

タロイモを食べてるから(あたりまえじゃん?)」(ほんとにみんな言います笑)

社会で習ったことがある人もいると思います。サモアの主食は「タロイモ」なんです。

この良質なたんぱく質を、小さいころから毎日のように摂取しているサモア人。

何なら、夕方ラグビーでトレーニングした後30分以内のプロテイン摂取なので、タイミングもばっちりです。

高校生にもなると、男子はみんなバッキバキです。

サモアで人気のスポーツでラグビー以外は?

サモアでラグビーが一番人気のスポーツであることは、誰もが認めるところですが、他にもサモア人が好きなスポーツはあります。

例えばバレーボールです。

あの巨体で!?と思うかもしれませんが、やはり夕方になると庭に洗濯紐のようなものを木と木の間に引っ張り、ネット代わりにバレーボールを始めます。

跳躍力とか見ると本当にビビります(全身バネ!)

あとは少数派ですがクリケットやサッカー、バスケ、柔道、卓球、テニス、などなど。

野球だけは見たことがありませんね。

さいごに

いかがだったでしょうか?

今回は、人口20万のサモアでラグビーが強い秘密についてお話しました。

サモアに行くと、どこでもラグビーをやってますし、知らない人にも一緒にやろうと声をかけてくれます。

全国のラグビーファンの皆さん、一度はラグビーの聖地・サモアを訪れ、優しくて強いサモア人と一緒にラグビーをしてみませんか?

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さもあき

国際協力NGOルマナイサモア所属
サモアを愛する国際協力師
2020年7月よりサモアで算数・数学教育の新たなプロジェクトをスタート予定。「教育で人と世界をつなぐ」をモットーにサモアと日本の学校をつなぐプロジェクト進行中。ライターとして教育・国際協力の記事も執筆。

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