日本語教育

【日本語教育能力検定試験】夏から始める音声・聴解問題対策のコツ教えます!

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この記事では、次のような疑問・悩みを解決します。

  • 日本語教育能力検定試験の音声・聴解試験とは
  • 音声・聴解問題が苦手
  • 音声・聴解問題の効果的な勉強法を知りたい

こんにちは、イタガキ(@gakisan2)です。

2020年の日本語教育能力検定試験の出願期間が8月3日に終わりました。

今年受験の方は、いよいよ試験に向けてギアを一段上げている頃ではないでしょうか?

さて、日本語教育能力試験は試験ⅠからⅢまでの3つに分かれており、試験Ⅱは「音声・聴解試験」となっています。

つまり日本語のリスニング問題です。

この音声・聴解試験は、毎年多くの受験生を苦しめている分野で、私もなかなか手こずりました。

しかし、効果的な対策を早い段階から始めれば、むしろ得点源になり得ます。

そして対策を始める時期は今、8月がベストです。

今回紹介する勉強方法で、私は直前の模擬試験でも安定して8割以上取れるようになり、当日の試験の正答率も82.5%と合格に大きく近づく点数を取ることが出来ました。

ということで今回の記事では、以下についてお話ししていきます。

  • 日本語教育能力検定試験の音声・聴解試験の傾向
  • 音声・聴解問題の勉強法

\日本語教育能力検定試験についてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ/

【日本語教育能力検定試験】独学で合格した5ヶ月間の勉強時間・スケジュールを公開

日本語教育能力検定試験の音声・聴解試験とは

冒頭でも述べたように、3つに分かれた試験のうち2つ目の試験Ⅱは「音声・聴解試験(リスニング)」となっています。

音声・聴解試験の概要

試験Ⅱの音声・聴解試験は、30分の試験で40点満点の試験となっています。

3つの試験の合計が240点満点のため、そのうちの40点と考えるとあまり大きくないように見えますが、この試験Ⅱの出来が合否を左右するという人もいます。

それくらい多くの受験者を悩ませている問題なのです。

ちなみに、試験当日の時間割は、試験Ⅰを午前中に行った後に昼休憩を挟み、午後の最初の試験が試験Ⅱになります。

昼休憩の時間も、直前まで音声問題を聞いて対策している受験生も多く見かけました。

音声・聴解試験の出題形式

2019年(令和元年度)の日本語教育能力検定試験の試験Ⅱは以下のような問題構成になっていました。

問題1 アクセント問題(6問)
問題2 発音上の誤り(イントネーションやアクセントなど)の指摘(6問)
問題3 発音方法の誤り(調音点や調音法など)の指摘(8問)
問題4 教師と学習者の会話の聞き取り(6問)
問題5 学習者向けの聴解教材の聞き取り(6問)

問題1 アクセント問題の特徴

問題1は、学習者が話す短い文が2回流れます。

指定された部分のアクセントと同じものを下のような選択肢から選びます。

例えば、「明日(あす)の朝に帰ります。」であれば、下線部のアクセントは上の図で言うと「b」が正しい選択肢です。

ただし、実際の問題では日本語学習者が誤ったアクセントで話しており、その発音と同じ選択肢を選ぶ必要があるため、よく問題を聞く必要があります。

問題2 発音上の誤りの指摘の特徴

問題2では、発音に誤りがある学習者の会話が流れ、その後教師がその誤りを訂正した形で言い直す、といった一連の会話を聞き、その誤りを選ぶ問題です。

音声として流れる会話の例は、次のようなイメージです。

教師「明日は何か予定がありますか?」

学習者「どぶつえんにいきます。」

教師「どうぶつえんにいきます。」

このように、学習者が「どぶつえん」と誤った発音で回答し、その後に誤った所を訂正した形で教師が言い直す形で音声が終わります。

その後、この誤りがどのような種類の誤りなのかを、選択肢から選びます。

選択肢として与えられる専門用語のうち、まず覚えるべき基本用語は以下の4つです。

a 拍の長さ
b プロミネンス
c アクセントの下り目
d 句末・文末イントネーション

まずは、この4つの専門用語が何を意味するかをしっかりと覚えてください。

ちなみに上で挙げた例の答えは、「a 拍の長さ」です。

「ど・う・ぶ・つ・え・ん(6拍)」のところを「ど・ぶ・つ・え・ん(5拍)」と誤って発音しているからです。

問題3 発音方法の誤りの指摘の特徴

問題3で流される音声は、問題2と基本的に同じです。

ただし、ここで指摘するべき学習者の誤りは音声がくに基づいた「発音方法」となります。

音声学では、母音の発音は、①舌の高さ、②舌の前後の位置、③唇の丸み、によって決まるとされています。

また、子音は、①声帯の振動、②調音点(吐く息を妨害する場所)、③調音法(吐く息を妨害する方法)で決定されるとされています。

これらについての決まりを覚える必要があります。

また、それと同時に理解しないといけないのが口腔断面図です。

口腔断面図の例

例えば、「今日は勉強をしました」という問題が書かれていて、学習者が「今日は勉強をすぃました」と発音した音声が流れます。

この場合「し」を「すぃ」と誤って発音しているため、「すぃ」の発音をしている顔の断面図を選ばなければなりません。(この場合は「a」が正解)

問題4 教師と学習者の会話の聞き取りの特徴

問題4では、日本語を母語とする人と母語としない人の会話が流れ、その内容についての問いに答える問題です。

特徴として、会話の長さがこれまでの問題と違い、30秒程度のかなり長めの会話なので注意が必要です。

基本的に問題として問われる内容には、以下のようなものがあります。

  • 日本語を母語としない人が話す日本語の誤りや特徴
  • 日本語を母語とする人の話し方の特徴や工夫
  • 日本語を母語とする人が教師の設定の場合、その教師が用いた教授法

また、これまでの問題は初めに例題が示されますが、問題4では例がないため、問題が始まるまでの時間をどう活用するかが大事なポイントです。

初めの問題の説明が読まれている間に、「設問と選択肢を先に確認しておく」ことで効率的に音声を聞くことができます。

この辺りの時間の使い方を、問題演習を繰り返すことで身につけていきましょう。

問題5 学習者向けの聴解教材の聞き取りの特徴

問題5は、日本語学習者向けのリスニング教材が流れ、それについての問いを答える問題です。

問題5も問題4と同様、比較的長い音声を聞き取ることになります。また、こちらもやはり例がないため、問題の説明の後にいきなり問題が始まります。

問題5を解くポイントは、問題4と同じく、問題が始まる前にできるだけ設問に目を通すことです。

そして個人的に1番大事だと思うことは、自分が学習者になりきって、流れるリスニング問題を解くつもりで聞くことです。

というのも、問題5で質問される問題は、学習者がリスニング教材を解く上で必要なスキルであったり、教材そのものの性質などを問われるからです。

必要なところだけ集中して聞くというよりは、自分が学習者の気持ちになりきって丁寧に隅々まで聞く方が良いと感じました。

音声・聴解問題のおすすめの勉強法

音声・聴解問題の勉強法は「聞きまくること」、これに尽きます。

とにかく聞き流すだけでもいいので、毎日の通勤時間や休憩時間などの隙間時間を使って耳慣れさせていきましょう。

以下で、おすすめの教材や勉強法を紹介します。

赤本・過去問のCDをスマホに入れる

ほとんどの受験生が購入するであろう『日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド第4版(ヒューマンアカデミー,通称「赤本」)』と『過去問題集』。

この2つには音声問題のCDが付属されています。

このCDをスマホに取り込み、とにかく毎日聞きましょう!

とにかく様々な問題で練習したい

基本的には、上の2つの教材で練習すればいいと思いますが、もう少し問題を練習しないと不安だという人には、追加で次のような教材を購入するのも良いかもしれません。

口腔断面図を覚えたい

口腔断面図は誰もが苦しめられる単元です。

覚えるのに苦労している人もいれば、覚えれる気がしないから後回しにしている人も

私は後者でした(笑)

結局最後まで完璧に覚えず、とりあえず舌の高さ、位置、喉が開いているか閉じているかなどで絞り、試験中なので声に出さないように発音の口を作り、解答しました。

ただ、覚えられるのに越したことはないと思います。

そんな後悔から、断面図だけでなく専門用語などの暗記にも使えそうな方法を一つ紹介したいと思います。

それは「暗記帳アプリ」の活用です。

スマホのアプリで自分のオリジナルの暗記帳を作れるアプリがあるのを知っていますか?

私はTOEICの勉強などで使ったことがあるのですが、

今のアプリは文字だけでなく写真なども簡単に入れられ、正答率なども分析してくれる機能があるものもあります。

色々なアプリがありますが、おすすめを一つ紹介します。

単語帳アプリ 単語帳メーカー

SNSの活用での理解を深める

最後に、独学で勉強している人はYouTubeやtwitterなどの活用をおすすめします。

日本語教育について発信しているユーチューバーやアカウントがいくつかあります。

「日本語教育」や「日本後教育能力検定試験」で検索し、フォローすることで日々のSNSにかけている時間を勉強の時間に変えてしまいましょう!

さいごに

いかがだったでしょうか?

今回は日本後教育能力検定試験の音声・聴解試験の勉強法についてお話ししました。

冒頭でも述べたように、夏頃から対策を始めれば十分に間に合うところですし、やればやるほど耳慣れして安定して点数が取れるようになる部分でもあります。

ぜひ、後回しにせずに今からスタートさせましょう!

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板垣 暁歩

国際協力NGOルマナイサモア所属
サモアを愛する国際協力師
2020年7月よりサモアで算数・数学教育の新たなプロジェクトをスタート予定。「教育で人と世界をつなぐ」をモットーにサモアと日本の学校をつなぐプロジェクト進行中。ライターとして教育・国際協力の記事も執筆。

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